西荻窪の雑貨屋さんでお店の棚に何気なくおいてあった絵葉書に
思わず手がのびてしまいました。
なぜなら子供の頃親に読んでもらった絵本の中の挿絵と似ていたから。
それを見たときには物語の場面は頭に浮かんだのですが、
本のタイトルを思い出すことが出来ず、
家に帰ってから本棚を探したら、ありました!!!
ロシア民話の「マーシャとくま」という物語です。
おそらく画家は違うと思いますが、まさしくこのお話です。
話の内容もさることながら、
そこに描かれている少し太めでしっかりした輪郭の挿絵、
けっしで派手な色使いではなく、どちらかというと少しくすんだ、そして重厚な色合い、
そして主人公マーシャを森で捕まえたクマが着ているコートと
まるでお父さんのような優しい眼差し、
その絵本がもつちょっぴりこわいけれど
どことなく暖かな雰囲気、
そしてそれがなんとも心地よい、、、
手元にあるその絵本は少し薄汚れていて
表紙の角もすり減ったりしているのですが、
もう何十年も前に読んでもらったときの様子を
鮮明に思い出すことができます。
ほかにもこんな絵本が何冊かあるので
久しぶりに見返してみようかしら?