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「王国動物奇譚」と犀

現在スタジオで展示されている

岡田邦明先生の写真展「王国動物奇譚」

 

先日このブログでサイの写真を取り上げましたが

スタジオにいらした方から

このサイがワインのラベルに似ていると

教えていただきました

 

それはイタリアのワインの女王と呼ばれる 

バルバレスコで有名なラ・スピネッタ社

 

このラベルのサイはルネサンス期に活躍した

ドイツの画家 アルブレヒト・デューラーの作品

(写真 上がデューラーの木版画です)

 

1515年にインドよりリスボンに贈られたサイは

ヨーロッパでは初めて眼にするもの

 

デューラーはそのときに実物を見ずに

伝え聞いた情報からこのサイを作り上げたそうです

 

細かな描写はまるで生きているサイのようで

いかついた眼で前を睨み

今にも力強く真っ直ぐ進んでいきそうですね

 

ラ・スピネッタ社ではオーナーの友人の紹介で

会社も真っ直ぐに力強く進んでいくようにと

デューラーのサイを使うことにしたそうです

 

約500年前に描かれたデューラーのサイと

約50年前に撮られた岡田先生のサイ

 

共通点があるようなないような、、、

 

岡田先生の「王国動物奇譚」は6月26日まで

サイの他にもさまざまな舞台装置の中で

色々な動物が生息しています

是非観にいらしてくださいね

 

「王国動物奇譚」

岡田邦明写真展

2022.4.2 - 6.26

火曜・金曜・土曜・日曜

12:00 - 17:00

(6/18は休廊予定)