来年1月から始まる馬場良平さんの「曲芸団Neji」について
馬場さんをご紹介してくださり、今回の展示の企画をしてくださった
岡田邦明先生に馬場さんのこと、展示についてお話をうかがいました
SPH : まずお聞きしたいことは、
岡田先生は馬場さんとはどこで出会われたのですか?
OKA : もう40年以上前になりますが、
コカコーラの広告の撮影で初めて仕事を共にしました
それからの長い付き合いですが、お互いの作品を見せ合ったり、
夜遅くまで話し込んだりと楽しい時間を共に過ごしてきました
いつでも近くで見守っていてくれる大切な友人です
SPH : 馬場さんの写真の特徴はどのようなところにあるのでしょうか?
普段どのような写真を撮られているのですか?
OKA : 仕事では物撮りなど細かな気遣いが必要な部分が多かったと思いますが
個人的な作品は今回のもそうですが、
とても大胆なアイデアのなかから生まれてくる力強さと同時に
やはり繊細な感覚が同居しているというのがとても面白いですね
SPH : 今回の写真展「曲芸団 Neji」岡田先生が企画、作品のセレクトしてくださいました
作品を拝見して緊張感のある、でもユーモラスなものとなっていますが
この企画にあたって先生はどのようなことをお考えになっていたのですか?
OKA : そうですね、緊張感とユーモラス
全体に流れるポジティブな感覚と、そこから生まれてくる細部へのこだわりが混ざり合っている世界
その楽しさと同時に美しさを活かせればと思いました
最初から答えを持つのではなく、ネジを積み上げていく作業から必然として生まれてくるかたち
それが次第に生き物のようになってくる面白さ
なにもないところから生まれでてきたかたち
でもそれは今はもう崩れてしまっているという
「嘗てそこに在った」 残像としての、写真が持っている大きな力がここにはあると思います
SPH : ありがとうございました
馬場さんの作品でスタジオがどんな空間に出来上がるか楽しみですね
皆さんも是非スタジオに観にいらしてください!
馬場良平写真展「曲芸団Neji」
2023.1.15 - 3.26
火曜・金曜・土曜・日曜
12:00 - 17:00