今スタジオで開催されている
宮島康子写真展「水鏡のように」より
作品をひとつご紹介したいと思います
中央の額のなか、左の写真は日光で
そして右の写真は三崎港で撮影されたものだそうです
左の写真をみていると
ご本人は木立の中にいるのでしょうか?
手前の木のところから
奥のもやがかかっている世界をじっと眺めているようです
手前の木の枝葉が靄のなかに
くっきりと浮かびあがっていて
奥の靄の先の影も
木の枝葉と同じように立ち上がっていますね
そして右の写真
こちらは左の自然の世界とは違って人工的な世界
剥がれかけている壁とそこに打たれた釘に
寄って撮影されています
壁の質感と釘がその古さを物語っているように思います
ふたつの違った世界 違った距離感なのですが
ともに周りの音など感じさせない静けさのなか
じっと見ていたくなるような世界ですね
宮島康子写真展「水鏡のように」
2023.7.9 - 9.26
火曜・金曜・土曜・日曜
12:00 - 17:00
(8/19は臨時休廊します)