スタジオにある岡田邦明先生の蔵書の中から
今日は松本竣介の画集「没後50年 松本竣介展」を
開いてみようと思います .
写真は1943年頃に描かれた油彩画
「駅」というタイトルがつけられています .
彼は1948年に36歳で没するまで
都会風景を好んで描いた日本の洋画家
そして自画像も多く残っています .
彼の画集を見て思ったのは
青系統と赤茶系統の二つの系統の作品が多いこと
背景も濁った青色だったり赤茶色だったり
戦時中という時代背景もあるのでしょうか
暗くそして重苦しく感じられるものも多いなか
この作品に惹かれました
緑がかった青色 そこに白く淡く浮かぶ建物
くすんだ感じの作品が多い中
素直な透き通った感じがいいですね .
どこの駅なのでしょうか
静かな田舎の小さな駅舎のようで
ほっと心が安らぐような気がしました .
今年4月末から神奈川県立近代美術館鎌倉別館で
「生誕110年松本竣介」が開催されるようです .
是非行ってみたいと思います!