Bunkamuraのザ・ミュージアムでやっていた
「ミロ展ー日本を夢みて」に行ってきました。
初めてスペイン旅行をしたときにバルセロナで
ミロの作品を見たような記憶があります .
でもそのときの印象はあまりなく
今回改めてじっくりと見ました .
彼の色使い、筆のタッチ、そして
カリグラフィーのようなドローイングに惹かれました
赤・黒、青、黄・白・緑という
限られた色の組み合わせ
多用されている黒の濃淡
そして様々な線の太さ
シンプルだけれどとても素直でインパクトのある作品は
絵画というよりはデザインのように感じられました .
写真は図録の背表紙にもなっている
「ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子」
中央に浮かぶ不思議な形をした黒いオルガン
そのまわりを囲むようにいる不思議な生き物
いろいろな方向を向いている生き物たちは
眼だけが不気味に目立ち、身体は細い曲線で描かれている
これらの生き物が踊り子なのでしょうか .
そして黒い背景には赤い月や青い星
米印のようなのものも星を表しているのかしら .
それらは不思議な生き物と一緒に今にも動き出しそう
暗い聖堂の中でオルガンを聴くのは
静かで荘厳な状況ではないかと想像しますが
この作品はちょっとユーモラスですね .