久しぶりにスタジオの本棚から
ペンティ・サラマッティの写真集を取り出してみました
この本は
フィンランドの写真家ペンティ・サラマッティ
日本で初の写真展「北欧 光の調べ」を
先日京都の何必館で観たときに手に入れたものです
今回取り上げた写真は彼の有名な作品のひとつ
ロシア ソロヴェツキーで撮影された風景
雪景色の静かな村で
道の真ん中に停まっている雪仕様のバイク
その上に犬が一匹姿勢良く前をきっとみている
まわりを囲むようにいる犬たち
バイクの上の犬にむかって
なにか話しかけているような犬もいれば
われ関せずとそこから去っていく犬もいる
のどかな風景ですが
遠くにある背の低い家並みと
画面上にむかっている道路の柵と
真ん中のバイクと犬たち
まるでデザインされた絵を観ているようでした
彼の作品には
北欧の大自然と人や馬や犬などの動物たちを題材にした
スケールの大きいものが多く
今回の展示でもそのような作品が数多く展示され
観ていてすーっと心穏やかになった気がしました
何必館滞在中幸運なことに
他のお客様が誰もいないという
とても贅沢な状況のなか
存分に堪能した写真展でした